新玉川温泉へ
新玉川温泉は、朝8時ぐらいに訪れた。
朝8時から日帰り入浴?
と思うかもしれませんが、時間がなかったのです。
むちゃくちゃ早い時間だったのだけれど、
ベルボーイの人が、
「おはようございます。」
と声をかけてくれた。
とても愛想がよく、日帰りかつ早朝なのに、丁寧に対応してくれたことに少々恐縮してしまった。
フロントの対応も丁寧で、宿泊客ではない我々にも親切に応対してくれた。
フロントの後ろ手にあるおみやげ物屋の横を通り過ぎて、長い通路を歩きずっーと進んでいくと、番台がある。
入湯料はフロントではなく、この番台で支払った。
番台では、ぶなの森・玉川温泉そよ風と同様、子供の入浴に関してはじゅうぶん注意するようにと指導を受けた。どちらかというと、新玉川温泉のほうが、玉川温泉そよ風よりも、注意を強く促すような口調だった。
新玉川温泉入湯体験記
浴場へ
子供の服を脱がせ、浴場へ。
浴場は、ぶなの森 玉川温泉 湯治館と同じく総ヒバ造り。東北の湯治場らしい造りだ。風呂の種類も作りも湯治館そよ風とほとんど同じで、源泉50%と源泉100%の浴槽がある。
お湯はもちろん、玉川温泉・湯治館そよ風と同じ源泉を使用しているので最高!
無色透明で、pH1.2の強酸性を思い起こさせるようなものは何もない。まずは、体を慣らすために源泉50%の浴槽へ入る。最初は子供も少々痒がっているようだったけど、風呂から出ようとしたら出るのを嫌がるぐらい気に入っていた。
浴槽周りの手すりは、他の2つの施設と同様塩ビパイプでできている。どんな金属もとてもではないが腐食に耐えることはできない。
源泉100%の強酸性温泉に子供と共に入ってみる
次に、強酸性の源泉100%の浴槽に浸かることにする。
湯船に入った瞬間、体がピリッと来た。子供のほうも、最初の10数秒ぐらいは耐えていたものの、すぐに猛烈に尻をかき始めた。あまりに痒そうにするので、周りの人に笑われるほどだった。
あまり長湯させるのもかわいそうなので、子供は1分ほどで浴槽から出して、浴槽の縁に座らせて1人でお湯を楽しむ。
楽しむとは言っても、実際は、何でこんな風呂に入らなければならないのだろうという気持ちが頭をよぎるほど強烈なピリピリ感だ。とは言え、たまにはこんな変わった温泉に入るのも悪くないものだとも思った。
いったん浴槽から出て、体を洗うことにする。強酸性の玉川温泉水の影響か、蛇口のカランは錆びてしまっている。
蛇口から出るお湯は温泉水ではなく、普通の沸かし湯であると思われるが、強力な酸度が、蛇口に使用されている金属を腐食させてしまうのだろう。
再び源泉50%の浴槽に入るが、子供をよく見たら、尻が赤くはれ上がっていたのであわてて上がった。
やはり、子供を玉川温泉に入れるのはあまり感心しないと感じた。