秋田県玉川温泉岩盤浴体験

玉川温泉での岩盤浴について

難病に効くとされる岩盤浴

玉川温泉の岩盤浴は癌に効くことで有名。
医者からも見離された癌患者などが玉川温泉の岩盤浴を求めてやってくるのだというから驚きです。

筆者は特に重い病気は患っていなかったけど、どれほどの効果のものかと思い、興味半分で我々は特に病気ではなかったけど、秋田県まではるばる行ってきました。

玉川温泉での岩盤浴は無料!

岩盤浴をするということで、てっきり
「入場料を取って指定の場所に案内されて...」
ってスタイルだと思っていたのだけど、
玉川温泉のフロントで聞いたら、
「国立公園内なのでどこでもご自由に」
とそっけない答えだった。

そう、玉川温泉の岩盤浴は誰でも自由にできる。

そんなわけで今にも雨が降り出しそうな中、岩盤浴ができる場所へ行ってみました。

玉川温泉 岩盤浴

玉川温泉の源泉

まず最初に目に飛び込んできたのは、玉川温泉の源泉です。ボコボコと地下から湯気を上げたお湯が湧き出て小川になっていました。

ものすごい湯量です。残念ながら天気が悪くて、いい写真は取れませんでしたが、スケールの大きさは圧巻です!

玉川温泉の湧出量は毎分約9,000リットル。岩手・秋田県境の須川高原温泉や草津温泉の湯畑にも勝る、まさに日本一の湧出量の温泉が沸騰した状態でボコボコと湧き出る光景は、恐ろしさすら感じます。

いよいよ岩盤浴地帯へ

源泉地帯を過ぎると園路が見えてきました。
園路を歩くと、岩盤浴地帯へ行きます。
一体どんなところなのか、ドキドキです。

しばらく歩くと岩盤浴地帯が見えてきました。
朝早いのに先客が多いのに驚きました。
岩盤浴は簡易テントのような施設で行うのがメインのようで、大きなテントがいたるところにあります。
が、テントの中はもう人がいっぱいで、中に入りそびれた人は周りの暖かそうな場所に毛布を置いて寝転んでいました。

岩盤浴と無料の混浴露天風呂

岩盤浴地帯の近くには、玉川温泉の源泉を利用したであろうと思われる野天風呂がありました。
温泉も無料で利用できるようでしたが、あまりにも開けっぴろげなので利用者は1人しかいませんでした。

国立公園内の園路ということで整備状況はいいのですが、温泉地帯ということで、所々園路から湯気が噴出している箇所がありました。
園路の脇の岩盤地帯ではなく、園路が壊れて間から湯気が噴出しているのです。
いかに玉川温泉のパワーが強いかがわかります。

そして、その湯気すらを求めて岩盤浴を行う人たちも見つけました。
これはもう、
「玉川温泉 岩盤浴」
というより
「玉川温泉 アスファルト浴」
に近いものがあるが、それほど必死なのだろうと感じました。

岩盤浴を断念

観光がてらに岩盤浴を見に来た我々は、ちょっと申し訳ない気になってしまいました。
玉川温泉周辺は国立公園で、周遊できるように園路が整備されているのですが、もう先の見えない医者からも見離された人が大挙して来ている状態です。
そんな中を無邪気に「玉川温泉の岩盤浴ってイイ」と思える気にはなれなれませんでした。

岩盤浴の光景

帰り道ではさらにその思いを強くしました。

というのも、
車椅子がない場所へ岩盤浴へ行く老婆のために、
息子と思しき初老の男性が、老婆をおんぶして歩いていたのを見たからです。

親子に何があったか、知るすべもありませんし、知ったところでどうなるわけでもありません。
もちろん観光地なので、遊びがてら岩盤浴を楽しんでもいいのですが、深刻な実情を目の当たりにするととても複雑な気分になってしまいました。

そんなわけで、秋田県に行ったにもかかわらず、今回は玉川温泉での岩盤浴はしないという、結末になってしまいました。

玉川温泉の岩盤浴は
スーパー銭湯の岩盤浴とは違う

最近、スーパー銭湯とかエステでも岩盤浴が流行っていますが、スーパー銭湯の岩盤浴は、おしゃれであったり女子力アップであったりするのでとても清潔。
一方、玉川温泉の岩盤浴は、清潔でもなんでもないです。
本当に、病気を治すためにあるのだと強く感じました。

玉川温泉へ岩盤浴をしたい方へ

岩盤浴している方は必死です。重い病気を治すためにガチの本気で来ている人もたくさんいます。病気で気が沈んできる人、病気で殺気立っている人、いろんな人がいます。
同じ病気で情報交換しているうちに仲よくなっている人もいます。

病気であろうがなかろうが、岩盤浴をすることは可能ですが、重い病を患っている人には敬意を払って場所を譲るぐらいの心の大きさが必要だなと感じました。

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