玉川温泉の泉質
ものすごい酸度と湧出量の源泉
玉川温泉の源泉は、pH1.05~1.2程度。
とても酸っぱい、酸っぱいのです。
レモンがpH2.0程度なので、レモンよりもずーっとずーっと酸っぱいのです。
98度の温泉が湧き出ている
そして、源泉の温度は98℃。
つまり、沸騰水が湧き出ているということです。
上の写真が源泉です。
煮えたぎったお湯が噴き出ているのがわかると思います。
湧出量は日本一
湧出量は毎分約9,000リットルで、日本一。
この湯量は草津温泉の湯畑とほぼ同等。
日本有数の温泉街で使用するお湯の量と同量のお湯を3件の温泉で利用しているのだからとても贅沢です。
酸性なので殺菌力が強力なのも特徴です。
玉川温泉ならではの特徴は、温泉水や湯の華、土砂などに微量の放射能を含有しているということです。
かなり知られた話かもしれませんが、湧出地付近の石は北投石と呼ばれ特別天然記念物に指定されています。
玉川温泉水の酸度について
どのぐらい酸っぱいか
玉川温泉水がどのぐらい酸っぱいかというと...こんなに酸っぱいんです。
ネット上に出ていた玉川温泉の酸性にまつわる話
いずれもネットで見かけた玉川温泉にまつわる話です。
- 塩酸を主成分としたpH1.2という日本一の強酸性。
- 6歳の子供のお尻の皮膚が直径5センチぐらい溶けてしまったという話を聞いたことがある。
- まじで玉川温泉はやめたほうがいい。泉質が濃いほうがいいって思うのは素人考え。
- 玉川毒水処理所というのが玉川温泉のだけど、その毒水に入浴するということ。毒と薬は紙一重で用法によっては毒は薬とも言える。素人が源泉100パーセントの湯船のほうに何も考えずに入ると、毒になりそう。他の湯船をメインにしておこう。
- 幼児は絶対に100パーセント湯船に入れてはいけないと思う。
- 玉川温泉に小1の子供を連れて行んだけど、浴場入り口の切符を回収するおばさんに「子供は『露天の湯』にしか入れてはいけない」と言われました
- 強酸性のため、歯に影響があるので、飲泉の後は必ずうがいをしなければいけないらしい。じゃないと、歯が変色することすらあるらしい。
- 玉川温泉のお湯に包丁を浸けておくと一晩で刃の部分がすべて溶けてしまうという凄まじさ。
- 玉川温泉の主成分はほぼ塩酸
- 50%に希釈した浴槽に子供が入ったとたん、火がついたように泣き出していました。
- 湯が強すぎて痛い。もう二度と入りたくない。
玉川温泉があまりにも酸っぱいので...
玉川温泉の下流に観光地としても有名な田沢湖があります。
田沢湖には、玉川温泉の水が流れているのですが、あまりにも玉川温泉の温泉水の酸度が高く、湖全体が酸性化し、ほとんど魚が棲めないしの湖という状態が長く続いていました。
そして、周辺では農業用水を取水できなかったり、土木構造物を建設するにあたっても問題があったりと、とにかく厄介な水だったようです。
現在は、中和処理施設により田沢湖の酸度もだいぶ中性に傾いてきており、わずかに魚は生息しているとのことです。
実際、田沢湖湖畔に行った時、酸性の水にも強いと言われるウグイが泳いでいるのを見つけました。
つまり玉川温泉水は。。
つまり、玉川温泉のお湯は有害なのです。
玉川毒水とすら呼ばれているのです。
実際に玉川温泉へ行ってみたときの感想
「玉川温泉の利用がはじめて」ということを番台に伝えたときの会話
以下は、管理人が玉川温泉の3つの温泉の番台で注意されたこと、入浴して驚いたことです。
- そのまま飲むと胃の調子が悪くなるので薄めて飲むようにと指導された。
胃液よりも酸っぱい!! - しかも飲んだ後にはちゃんとうがいをしないと歯がボロボロになると言われた。
- 子供を入れるときは十分に注意するように言われた。
玉川温泉に入湯後の感想
- 子供を入れたら...
- あまりにも酸度が高すぎるので、源泉浴槽のほかに源泉50%の浴槽も用意されているほど。
- 間違えてメガネをしたまま入ったら翌日錆びてしまっていた!
というのが玉川温泉の泉質でした。
興味、出てきましたか?